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「目的を持たないことも大切?──“無駄”がもたらす本当の価値」

2025-08-30

こんにちは。愛媛県西予市宇和町の税理士古谷佑一(ふるやゆういち)です。

8月の末にお休みをいただいて旅行に行ってきました✨
日常や旅の楽しみ方について私なりに気が付いたことを書きたいと思います。

目的を持つことは素晴らしい

私たちは、日々「目的を持って行動すること」が重要だと考えています。
目的を持つからこそ、行動に意味が生まれ、努力が積み重なり、成果につながる。
これは誰もが経験的に理解していることでしょう。

たとえば、勉強や練習であれば、

  • 今日の目標を決めて

  • そのための計画を立てて

  • 終了後には振り返りを行い

  • 次回へつなげる

こうしたプロセスを繰り返すことで、少しずつでも確実に成長していくことができます。
うちの息子達ですらバスケノートを書いて、自分で振り返りながら昨日の自分よりも上手な自分を目指して頑張っています。

そして特に経営者の方々は、この「目的志向」を常に意識しているはずです。
人生におけるオンとオフの境界線が曖昧で、日常のすべてが学びや気づきの場になるそんな感覚をお持ちの方も多いとYouTubeや雑誌で見たことがあります。

たとえば、

  • 釣りの時には「どうすればもっと効率よく釣れるか」と戦略を考え、分析する

  • レストランではメニューの構成や接客の質、店内の導線設計などを自然と観察する、料理を見て原価率や粗利率を分析する

  • 映画を観れば、登場人物の心理やストーリー展開から、マーケティングや経営戦略のヒントを得ようとする

こうした視点は、確かに成長を促す大きな力になります。
私も何となくそんな目線で見ていることもあるなと感じていました。

それでも「目的を持たない」時間が必要だと気づいた

しかし最近、私はこう思うようになりました。
「たまには、目的を手放すことも大切ではないか」

きっかけは、先日家族で出かけた 東京ディズニーランド・ディズニーシー への旅行でした。
今回は子どもたちに夢の時間を楽しんでもらうことが一番の目的でしたが、私自身にとっては「何も考えない時間を過ごす」ことをテーマに決めたのです。

TDRはよくビジネスの参考にされていると思います。

たとえば、

  • キャストの接客姿勢はどうか

  • アトラクションの回転効率はどう設計されているか

  • 施設全体のオペレーションにどんな工夫があるか

こうしたことに注目し、経営コンサルタントの方がTDRのすばらしさを語っているの聞いたことがあります。
けれど今回は、最初から 「一切そういう目で見ない」 と決めたのです。
ビジネスのことも、効率のことも、仕事への応用も考えない。
ただ、子どもたちと一緒に遊び、今この瞬間を楽しむことだけに集中することに決めて臨みました。

「無駄」を楽しむ贅沢

この2日間、子供たちの笑顔や喜ぶ姿を見ることだけに集中しました。
おっさんの私がアトラクションで大はしゃぎし、可愛いキャラクターと写真を撮り、ボディメイクも忘れてポップコーンやフライドチキンやポテトを頬張り、夜遅くまで歩き疲れてホテルでぐっすり眠る。

まさに「何も生産しない時間」「ただ楽しむためだけの時間」を堪能してみました。むしろ食生活が乱れ、仕事もせず、やたら高い商品も買う羽目になったので効率や成長、目的から考えると0どころかマイナスだったと思います。
これが、想像以上に贅沢で、心を満たす体験でした。

  • 無計画に歩き回り体力を消耗することすら心地よい

  • 時間とお金の無駄を楽しむことに価値がある(もちろん限度はありますよ。笑)

  • 疲れてボーっとする余白を堪能することで心が整う

気づけば、旅行から帰った後、体はヘトヘトでしがた頭の中がすっきりと整理されていました。

目的を「持たない勇気」がもたらすリセット効果

ビジネスの世界では、目的を設定し、効率的に行動することが求められます。
しかし、その姿勢が常に続くと、頭の中は休む暇がなくなり、余裕を失ってしまうこともあります。

そんなときこそ必要なのが、このような「あえて目的を持たない時間」なのかなと思いました。

  • 成長や効率から一歩離れてみる

  • 成果や結果を意識しない時間を確保する

  • 「何もしない」「考えない」ことを、意識的に選択する

こうした時間は、心と頭のバランスを整え、次の挑戦へのエネルギーを蓄える効果があるのでは?と感じています。

目的を外すことで見える景色

「目的を持つこと」は、間違いなく大切です。(←これは絶対に。目的が無いと絶対に成長しません)
しかし、目的を一旦外すことでしか見えない景色があることも事実です。

今回の旅行を通じて私が得た学びは、

  • 無駄な時間は、決して無駄ではない

  • 「何もしない」時間が、頭のリフレッシュになる

  • こざかしい目的を外すことで、今この瞬間の幸福に気づける

ということでした。

これからも私は、目的を持った行動を大切にしながらも、
ときには「何も考えない」贅沢が取れるようにタイムマネジメントしたいとおもっています。
その方が、結果的に仕事も人生も豊かになるんじゃないかなと感じた東京旅行でした✨

税理士 古谷佑一

事務所満足度アンケートのお礼と分析について

2025-08-23

こんにちは。

古谷佑一税理士事務所の古谷佑一です。

当事務所の満足度アンケートを実施いたしました。

当事務所は、おかげさまで2025年に開業10周年を迎えました。
日頃ご支援くださっている皆さまへ、心から感謝申し上げます。

10周年という節目にあたり、改めてお客様の声に耳を傾け、今後のサービス向上につなげていくため、先日「事務所満足度アンケート」をLINEやメールにてお送りさせていただきました。

対象は、法人のお客様および顧問契約を結んでいる個人事業主様(※年一の決算のみをご依頼いただいている方は対象外)です。
お忙しい中、多数のご回答をいただき、本当にありがとうございます。
現在、内容を確認しながら、順次個別に返信をさせていただいております。

なぜアンケートを実施したのか

税理士事務所という業種の特性上、ご契約いただくと、その後は毎月・毎年と一定のリズムでお付き合いが続くケースがほとんどです。
税制は頻繁に改正されますが、サービス提供の「型」は大きく変わらず、どうしても見えにくいサービスになりがちです。
また、税務調査などの特別な機会がない限り、その「価値」が実感されにくいという側面もあります。

それでも、私たちはその“見えにくいサービス”の中に、安心・信頼・想いへの寄り添いを詰め込んでいるつもりです。
とはいえ、それに甘んじていては、時代に取り残されてしまいます。

お客様の満足をあたりまえと思わず、常に付加価値を考え続ける。
その姿勢を忘れないためにも、今回のアンケートは私自身にとっても、そしてスタッフにとっても非常に意味のあるものとなりました。

本音をお聞かせいただき、ありがとうございます

お客様の立場では、「実はこうしてほしい」「ここが少し気になっている」と思っていても、なかなか面と向かっては言いづらいこともあると思います。
特に料金や業務改善に関するような内容であれば、なおさらです。

そして、そうした不満が心に積もったまま、ある日ふとしたきっかけで「税理士の切り替え」に至る。
実際に、当事務所にご相談に来られる新しいお客様から、そのような背景をお聞きすることも少なくありません。

だからこそ、当事務所は同じ轍を踏まないようにしたい。
その想いから、今回のアンケートを実施しました。

頂いたご意見とこれからの取り組み

現時点での回答率は50%ほどですが、すでに多くの温かいお言葉を頂いております。(未回答の方はご協力いただけると非常に助かります)
中には、耳の痛いご意見もありました。しかし、それもまた期待の裏返しであり、ありがたいご指摘です。

こうした声を真摯に受け止め、しっかりと咀嚼し、事務所内で共有していきます。
そして、いただいたご意見をベースに、今後の改善・改革につなげてまいります。

具体的な改善方針については、追ってご報告させていただく予定です。

最後に

10周年は一つの通過点に過ぎません。
これからの10年、そしてその先も、お客様に「この事務所に任せてよかった」と感じていただけるよう、日々精進してまいります。

引き続き、古谷佑一税理士事務所をどうぞよろしくお願いいたします。

税理士?社会保険労務士?司法書士?行政書士?~士業の違いをわかりやすく解説します~

2025-08-16

こんにちは。

愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士、古谷佑一(ふるやゆういち)です。

当事務所では日々、税務や会計に関するご相談をお受けしていますが、実はそれ以外のご相談をいただくことも少なくありません。

たとえば、

  • 「社会保険の手続きって、こちらでお願いできますか?」

  • 「不動産の登記について相談に乗っていただけますか?」

  • 「産廃業の許可を取りたいのですが、一度お話聞いていただけますか?」

といったご質問をいただくことが多数あります。

もちろん、周辺知識として概要をお答えすることはできますが、専門的な手続きは、その道の専門家=他の“士業”の先生方にお願いするのが原則です。

今回は、そんな「士業の違い」について、簡単にまとめてみたいと思います。

 そもそも“士業”とは?

「士業(しぎょう)」とは、特定の国家資格を持ち、独立して専門サービスを提供できる職業のことを指します。

法律や行政、税務などの分野で活動していることが多く、私たちが普段関連があり業種としては主に

  • 税理士

  • 社会保険労務士

  • 司法書士

  • 行政書士

などが挙げられます。

それでは、それぞれの役割を具体的に見ていきましょう。

 各士業の主な業務内容

【税理士】…税金と会計のプロフェッショナル

  • 税務申告(法人税・所得税・相続税など)

  • 税務相談、節税提案

  • 会計帳簿の記帳代行や財務分析

  • 経営支援や資金繰りアドバイス

当事務所で対応している業務はここになります。

【社会保険労務士】…労務と社会保険の専門家

  • 社会保険・労働保険の手続き(雇用保険・健康保険・厚生年金など)

  • 就業規則の作成・整備

  • 労務トラブル対応や労使交渉の助言

  • 助成金申請のサポート

▶ 「社員を採用したので保険の手続きを…」というときは社会保険労務士の先生の出番です。

【司法書士】…登記と法律書類のスペシャリスト

  • 不動産の登記(相続・売買など)

  • 商業登記(会社設立、役員変更など)

  • 成年後見の手続き

  • 裁判所への提出書類作成(簡易裁判など)

▶ 「役員変更登記」「相続による不動産の名義変更」などでお世話になります。

【行政書士】…許認可と法的書類のプロ

  • 官公署への許認可申請(建設業許可、飲食店営業許可など)

  • 外国人のビザ申請

  • 契約書・内容証明などの作成

  • 相続関係の遺産分割協議書の作成など

▶ 「新たに事業を始めたい」「行政手続きを任せたい」というときに頼れる存在です。

 士業の“境界線”は案外あいまい?

実務の現場では、税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士の業務が少しずつ重なって見える場面も少なくありません。
たとえば、会社設立を例にすると:

  • 定款作成 → 行政書士

  • 設立登記 → 司法書士

  • 税務届出 → 税理士

  • 社会保険の新規加入手続き → 社会保険労務士

と、それぞれ別の士業が関わることになります。
お客様からすると、「誰に頼めばいいの?」と感じて当然です。

専門家への橋渡しも、私たちの役割

当事務所では、上記のようなご相談をいただいた際は、内容に応じて信頼できる士業の先生をご紹介しています。
もちろん、税理士としての知識の範囲で概要をお伝えしたり、初期対応をすることもありますが、最終的には専門家に確認を取るようにしています。
なぜなら、「ちょっと知っている」レベルで手を出すのは非常に危険だからです。それくらい各分野の法律やルールは複雑で難解です。ネットの知識だけで判断すると思わぬ損をするケースもあります。

士業をうまく使い分けて、安心経営を

士業の役割はそれぞれに異なり、得意分野も違います。
だからこそ、必要な場面で「誰に相談するのが一番か」を知っておくことは、経営の安心感につながります。
そして、誰に相談すればいいか分からないときは、どうぞお気軽に当事務所へご相談ください。
専門家ネットワークの中から、あなたに合った“最適なパートナー”をご紹介いたします。
士業の報酬は場合によっては高額になるケースもあります。それを意識されて、依頼せず経営者様ご自身で調べて作業をされる場合もあるようですが私個人的にはお勧めしていません。
理由は上記の通り「ちょっと知っている」レベルで手を出すのは非常に危険というのもありますが、一番は時間がかかることです。我々経営者の一番の重要なリソースは「時間」です。それを月額数万円で買っていると思えば(しかも正確に出来ていると思えば)安い買い物ではないでしょうか?

そのあたりも丁寧にご相談に乗りますのでお気軽にご相談ください(^^)/

税理士 古谷佑一

自分の苦手なこと~実は最強の武器かもしれません~

2025-08-09

こんにちは。

愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士、古谷佑一(ふるやゆういち)です。

今回は、「自分の苦手なことが、実はメリットになっているかもしれない」という気づきについてお話します。

お酒が苦手な自分はダメだと思っていた

私は、お酒があまり得意ではありません。もう4年ほど一滴も飲んでいません。

「経営者ならお酒の席で色々な人と付き合うべき」
「お酒を飲んで初めて本当の仲になれる」
「お酒が飲めないなんて、人生の8割損してるよ」

…そんなふうに言われてきましたし、私自身もそう思っていた時期がありました。

お酒が飲めたら人付き合いももっと円滑だったかもしれない。
ビジネスも広がって、人生も豊かだったかもしれない。
でも、どうしてもお酒が体に合わず、無理をすると心も体も疲れてしまう。

一時期は訓練のように毎晩缶ビールを飲んでいたこともありましたが、それはまさに“苦行”でした。

「飲めない」ことに隠れていたメリット

ある日ふと思いました。

「お酒を飲めないことで、実は得していることもあるんじゃないか?」と。

その視点で見直してみると、こんなメリットがありました。

🍺 1. 筋トレに最適

現在、ボディメイク中なのですが、お酒は筋肉の成長や回復の妨げになります。飲まないというだけで、筋トレの成果が出やすくなる環境に。

🍺 2. 経済的で無駄がない

飲み代が少額。家にもお酒が無いので無駄な出費ゼロ。ちなみに妻も飲みませんので冷蔵庫はクリーンです👍

🍺 3. 健康と体型の維持

お酒を飲まない生活で体調は安定し、体型もキープしやすい。周囲から「元気ですね」と言っていただくことも多いです。

🍺 4. 時間が増える

酔っている時間や朝から二日酔いでパフォーマンスダウンみたいな時間がゼロ。早起きして朝からバリバリ活動したり、家族との時間や自分の学びの時間をしっかり取れます。

こうして見てみると、自分の「お酒が飲めない」ということが「イケている才能」のように思えてきました。

苦手を強みに変える「視点の転換」

以前は「飲めない自分はダメだ」と思っていました。
でも今は、「飲めないからこそ得られるものがたくさんある」と感じています。

大切なのは、「できないこと=悪いこと」と決めつけるのではなく、別の角度から見ること。

「他人に比べて足りない」と思っていたことも、
実は「他人には無い自分だけのギフト」なのかもしれません。

私は、お酒が飲めないという自分を、今では「かっこいいな」思っています。

あなたの「苦手」は何ですか?

もし、「自分はこれができない」と悩んでいることがあれば、
そのことを、ぜひ別の角度から見つめ直してみてください。

あなたの“苦手”は、誰にも真似できない“強み”かもしれませんよ。

一緒に「苦手」トークで盛り上がりませんか?

※お酒がお好きな方を否定するつもりは全くございません。実際にお酒の席で(私は飲んでいませんが)仲が深まった経験もあるので大切なことなのは重々承知しております。あくまでも視点を変えることが大切だなということをお伝えしたいだけです。飲めませんが、そういう場に行くことは大好きなので是非、ご一緒させてください。

古谷佑一

記録することの大切さ 〜かっこいい体とかっこいい会社に共通するもの〜

2025-08-02

こんにちは。
愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士、古谷佑一(ふるやゆういち)です。
今回は、「記録することの大切さ」について書いてみたいと思います。

ボディメイクで学ぶ、数字の力

私は今、ボディメイクに取り組んでいます。要するに体をかっこよく鍛えている作業中です(あくまでも作業中です)

そして感じたのは、体をつくるうえで一番大切なのは、「気合」や「根性」といった精神論ではなく、「数字」と「記録」です。

体重、体脂肪率、食事のPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物の割合)、摂取カロリー、消費カロリー、そしてトレーニングの回数や重さ……。

これらをしっかり記録しておかないと、自分の体がどう変化しているのか、なぜ変わらないのかが見えてきません。

実際、私も増量期は順調に進みましたが、減量は思うようにいかず現在苦戦中です。
増量中は食べて筋トレしての連続だったのですが、減量中は食事量も減らして消費カロリーを増やしていかないといけません。
この消費カロリーが私的には厄介。

というのも、私は仕事柄、日中は座っての作業が中心。

移動もほとんど車。どうしても消費カロリーが少ないのです。

さらに朝の早起きしての運動も、最近は子どもたちと一緒に体幹トレーニングやハンドリング練習になってしまい、”有酸素運動”というより”テクニック練習”に変わってきました。(これも目標を立てて、記録をとって計画的にしています)

見える化すると、行動が変わる

そこで「このままではいけない」と思い、Apple Watchを購入しました。
割としましたがこれが思いのほか、自分にとっては良い投資でした。
歩数、消費カロリー、運動時間がリアルタイムで記録され、グラフで“見える化”される。
そうすると、目標に足りていない日には、「あともう少し歩こう」と自然に動くようになります。
数字を見ることで、行動が変わるんですね。

「記録すること」は、単なるチェックではなく、次の行動につながる“トリガー”なのだと実感しています。

経営も、体づくりとまったく同じ

これは、私たちの本業である「会計」や「経営」とまったく同じです。
会計記録が適時・正確につけられていなければ、今の経営状態が良いのか悪いのかさえわからない。
利益は出ているのか、キャッシュは足りているのか、目標との差はどれくらいあるのか、どこにテコ入れが必要なのか…等。
記録がなければ、すべてが“なんとなく”になってしまいます。

そして見える化された数字を、定期的に確認すること。

それによって、経営判断が変わり、行動が変わり、結果が変わります。

かっこいい体も、かっこいい会社も、「記録」から始まる

ボディメイクも、経営も、ゴールは違えど、本質は同じだと感じています。
プランを立て、数字を記録し、振り返り、修正して、また実行する。
地味で根気のいる作業ですが、その先には「かっこいい体」や「かっこいい会社」があります。
私自身、減量がなかなかうまくいかず苦戦中ですが、記録し続けることで、自分の中で確かな感覚と軌道修正力が育っています。
「数字を記録する」「数字と向き合う」というのは、自分と向き合うことそのものだと思います。

日々の小さな鍛錬と記録が、未来の大きな成果につながる。
息子達のバスケットの練習も同じ。大切なことを何度も何度も繰り返して、毎日は亀の一歩かもしれませんが、繰り返していく。
難しいことですが、この大切さをお客様にも伝えることが私の使命だと思っています。
そんな気持ちで、今日もApple Watchの数字と、会計ソフトの数字に向き合っていきます。

税理士 古谷佑一

NOを言える人になる

2025-07-26

こんにちは。愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士 古谷佑一(ふるやゆういち)です。

「断ること」は悪いことじゃない 〜“NO”の再定義〜

みなさんは「断る」という行為に、どんなイメージを持っていますか?

冷たい?感じが悪い?相手に嫌われる?

そんな風に思って、つい引き受けてしまうこと、あると思います。
正直、私は今までそれで事業を拡張できていたといっても過言ではない位、引き受けてきました。
その度に自分の心がすり減っていたなという気がしています。

でも私は、今年から丁寧に「断る」「辞める」「やらない」を大切にしようと決めました。

それは単なる自己中心的な選択ではなく、「自分を大切にするための勇気ある決断」だと思っているからです。

誰かにNOと言うことは、自分にYESと言うこと。

そんな自分の心の余白を守ることで、大切な人、そして大切な仕事にちゃんと向き合えるような実感を得られてきた気がします。

「断る」ことで見えてきた、自分にとって本当に大切なもの

今年に入り、「これは本当に自分がやるべきか?」「自分の時間とエネルギーを注ぐ価値があるか?」を自問するセルフカウンセリングの時間を定期的に取るようにしました。

その結果、今までは受けていたお誘いや依頼、役割からも手を引きました。

正直、最初は不安だらけでした。

「嫌われるかもしれない」「離れていく人もいるかもしれない」「評価が下がるかもしれない」「今後誰からも仕事が依頼されないかもしれない」

でも、実際に行動してみると、そんな不安は必要以上に大きく見えていただけだと気づきました。

もちろん多少の文句を言われることはありましたが、それよりも家族との時間が取れたり、仕事の精度が上がったり、本当に大切にすべき人、物、事へ時間を割くことができるようになったこと、そして何より私が一番大好きな「一人の時間」も取れる機会が増えたように思います。

やらないことを決めることは、自分の軸を強くすること。

それは、日々の判断や行動に、自信と誇りを持たせてくれている気がします。

「NO」と言える自分を、私はかっこいいと思う

私は今、「断ることを大切にしている自分」を誇りに思っています。

それは、相手を軽んじているのではなく、自分も相手も本気で大切にしているからこそ。

軽い気持ちで受けてしまって、結果的に中途半端になってしまうより、誠実に「NO」と伝える方が、ずっと誠意があると信じています。

そして何より、自分のために選び取った時間を、自分が信じる大切なことに使えるようになりました。

そのおかげで、日常に充実感があり、「今の自分、けっこうかっこいいじゃん」と思える瞬間が増えました。

これからも私は、自分の軸をぶらさず、必要なときにはしっかりと「NO」と言える人でありたい。
私の覚悟不足で、まだどうしても断り切れないケースもありますが、この気持ちは持っておきたい。

それが、自分を大切にするということだと、私は思っています。

当事務所のお客様でも毎日忙しくしている社長様は沢山いらっしゃいます(むしろ暇な方の方が少ない💦)
それを楽しんでいる方なら良いのですが、本当は気持ちがしんどい方は気兼ねなく「NO」を言ってみてください。
どんなツールやアプリを使うよりも生産性が爆上がりしますよ(^^)/

税理士 古谷佑一

「大人の夏休み、どこにある?」—子どもたちの笑顔を横目に思うこと

2025-07-19

おはようございます。

愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士、古谷佑一(ふるやゆういち)です。

本日7月19日。子どもたちは待ちに待った夏休みに入りました。

子ども達が朝からどこかウキウキしている様子を見ると、こちらまで少し気持ちが軽くなります。
しかもスタートにふさわしい、バリバリの晴天!!本当に気持ちがいい(^^)/

ですが、ふとこう思いました。

「大人の夏休みって、いつなんだろう?」と。

もちろん、カレンダー上には「お盆休み」があります(当事務所も8/13~15はお休みいただきます)し、数日間の連休を夏季休暇とする会社も多いでしょう。でも、それが果たして“本当の夏休み”かというと…少し違う気がします。

夏休みは単純に長いお休みという形式的なものでは無く、「非日常の連続」を意味していると思います。

例えば、子どもで言えばカブトムシやセミを捕まえに行ったり、釣りに行ったり、花火をしたり、海やプールにいったり、スイカ割りをしたり、BBQをしたり、そして夜更かしやお泊り会、旅行に行く等々✈✨

毎日が自由で、少しの冒険があって、記憶に残る体験の宝庫だと思うし、子供が小さいうちにはこれを演出してあげたい。

一方で、大人の夏休みはどうでしょう。

「この間にたまった仕事を少しでも片付けておこう」

「実家に帰るまでの車の運転しんどいなー」

「家でゆっくりしたいけど子どもが遊んで欲しいっていうから暑いけど外にでないといけない」

と考えている方も多くないですか?

上記は、これはこれで幸せな気もしますが、「自分自身の心が自由になる時間」って、意識しないとなかなか取れないなと、感じています。

私は税理士という職業柄、日々多くの方々の「忙しさ」と向き合いながら仕事をしています。特に我々世代(40、50代)で暇だという人の方が珍しいです。

だからこそ、あえて声を大にして言いたいです。

 

大人こそ、ちゃんと夏休みを取ろう。



“自分にご褒美”を与える時間を持ちませんか?

それは何も大金を使ってブランド品を買ったり高級料理を食べたりすることではなくて。
・朝早く起きてコーヒーをゆっくり飲む。
・本屋にふらっと立ち寄って素敵な出会いを求めに行く。
・涼しい時間帯に散歩して気持ちのいい汗をかく。
・山や海に少し足を延ばして、夜空を見上げる。
などなど…。

心が解放される“夏”の時間。想像するだけでワクワクしてしまいますね。

子どもだけのものにしておくのは、もったいないと思います。

この夏、皆様ににとっての“心の夏休み”を、どうか見つけてください。

私は個人的には、筋トレしているとき、読書しているとき、息子のバスケを見ているときが「心の夏休み」かなと思っています。
あとはあまり行ったことが無い、サウナにも挑戦してみたいと思っています。

また皆様の夏休みもどうだったか教えてください。

税理士古谷佑一

漠然とした不安を解消する方法

2025-06-21

皆さまこんにちは。愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士 古谷佑一(ふるやゆういち)です。

chatGPTに作画してもらってみる

皆さまも遊びでやってみたこと無いですか?持っている写真をchatGPTに入れて、「●●な感じの絵にしてください」というやつです。
ちょっと前に流行ってましたよね。遅まきながらやってみました。

〇次男がバスケをしている姿

小学生の域を超えた迫力を感じる絵になりました。腕や足もムキムキ。中でも表情が生死を懸けているくらいの気迫を感じ、我が家では大人気です。

〇四男が従弟と戯れている姿

恐竜のシャツをきて笑っているのが四男ですが、雰囲気を上手に捕らえた楽しそうな絵になりました。従弟の表情が凛々しいのも👍

今回は遊びに使いましたが、業務にも非常に役立つchatGPT。是非登録して最初は遊びでも良いので使ってみてはいかがでしょうか?

 

漠然とした不安を解消する方法

最近の物価高騰や戦争、人口減少や米不足などなど我々の環境はめまぐるしく変化しています。
私も皆様と同じように経営者であり、夫であり、父親であり、愛媛県民、西予市民なので同じように何となくモンモンとした不安がずっとあります。
30代の頃とはまた違った感覚を最近感じるようになりました。(41歳ですので当然ですが)

皆様も何となく不安って感じていませんか?
なぜ不安になるのか?というと「どうなるかわからない」から不安になるんです。
良くなるとわかっていたら安心できるし、悪くなるとわかっていたら今から対策ができる。
「これから自分の生活や仕事が良くなるのか?悪くなるのか?が分からない」から不安になってしまいます。

これを解決できるのは、数字で表現してみることです。
会社で言えば事業計画、個人で言えば人生計画・ライフプランに該当します。
私も、事務所の事業計画は毎年作って大体こんな感じになるかな~と予想しているので大した不安は無いのですが、自分個人のライフプランは作ったことがありませんでした。
子供も多いし大学費用たくさん必要だろうな、住宅ローンもまだまだ残ってるな、もし65歳で引退するならいくらくらい残しておかないといけないんだろうか、加入している生命保険はこれで良いのかな、NISAに回している額はこれくらいでいいのかな…等々を時間を使ってエクセルに数字でまとめてみました。

そうするとこれがかなりすっきりします。
自分が今やるべきことが明確になり、方向が正しいかどうかの確認ができる。
言葉で表現すると、「たくさん」「いっぱい」「多い」「少ない」等々、曖昧でよくわかりません。

数字は真実を教えてくれます。時にこれは厳しすぎるという意見もありますが、私はそうは思いません。

うちの事務所でもスタッフ毎の工数管理と単価管理をシステムで行っています。
その方の給与を時給に換算して社会保険料を入れるとお客様からいただいている報酬とかかっている工数では、赤字になってしまっている顧問先様もあります。
そのスタッフに「このお客様赤字だからもっと早くできるように頑張れ!」なんて曖昧な指示をしてもスタッフはどうしていいかわかりません。
正確なデータを使って、「この作業を○○時間内に終えてもらわないと赤字になってしまう。今より△△時間は削減して欲しいのだけど考えられる方法ってあるかな?」の方が、親切だし思いやりがあると思っています。

最近、新規でお引き受けしたお客様も、「来店数は増えているし事業が拡大している気はする。でも数字が良くわからないから何となくでしかないのが非常に不安だ」という方がいました。
まさに、当事務所の出番だなと思い、お手伝いさせていただくようにしました。

是非、数字で未来を描いてみてください。無機質なイメージを持つかもしれませんが実際にはその逆で色々な人の顔やシーンをイメージしながらの作業になるので非常に楽しいですよ(^^)/

税理士 古谷佑一

2024年所得税確定申告を終えて

2025-03-23

確定申告が完了!!

ついに2024年の所得税確定申告が終了しました!今年も多くのご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
この時期はいつも「やっと終わった!」という安堵感に包まれますが、今年は少し特別な気分です。
というのも、例年より件数は微増したにも関わらず、体感的に10年目して一番楽でした。
この理由は、スタッフが驚くべき成長を見せてくれた結果でした。

まず、件数の微増についてですが、
今年は品質を維持するため、敢えてご依頼のほとんどをお断りしていました。(総合的に判断してお請けしたお客様もありました。お断りしたお客様には申し訳ないと思っています。)
せっかく当事務所を選んでいただき、ご連絡までいただいたのにお断りするのは心苦しい判断ではありましたが、スタッフの労働環境の確保、そして以前からお請けしているお客様に品質の高いサービスを提供するためには必要な選択だったと思っています。

結果的に、より充実した内容でお客様に対応できたと思っています。
品質重視の姿勢を理解し、ご支援いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

ただ、やはり残業0や休日出勤0はさすがに無理でしたし、新入スタッフには休日や夜間まで多大な負担をかけてしまったという反省点はあります。
この点については、「税理士事務所の1~3月は繁忙期だから仕方ないよ~」で、終わらせたくないのが本音です。
この時期に、残業0や休日出勤0ができたり、何なら2月末に有給休暇を取れたりしたら、かなりcoolな事務所だと思っています。
やり方を徹底追及して達成したいと思っています。

そして今年の申告業務が楽だったと感じた最大の理由、それはスタッフの皆さんの活躍です。
皆が自らの力で業務を遂行し、大きなミスもなく進行を支えてくれました。
新入スタッフが困っていたら、自分もかなり忙しいのに手を止めて話を聞いてあげている先輩スタッフを本当に美しいと思いました。

この状況を見て、「本当に最終判断と責任取り」が私の仕事なんだなと感じました。
これが事務所が成長している証だと思いますし。在り方を学び、やり方も鋭く磨かれてきた。
スタッフ全員が自分の得意とする分野でそれぞれの役割を全うし、互いに支え合いながら美しく輝ける場所、日本一働きたい税理士事務所を作りたいという目標が、一歩ずつ実現されている気がします。

ただもちろん見逃せない改善点もありました。まだまだ足りない部分もあります。
それに対応するためスタッフの成長をサポートし、適材適所を徹底的に追求することです。
私は事務所がまるで一つの美しいアートのように機能する、そんな場所を作ります。
スタッフの良いところを見つけ、それを徹底的に磨き、そして最大限に発揮できる環境をつくる、それが私の覚悟です。

こうした未来を目指して、これからも日々努力を続けるつもりです。
毎年確定申告を終えたときの達成感は格別ですが、それを糧にし、さらに良いサービスを提供できるよう前進していきます。
2024年は開業10周年であり、事務所の成長を実感できる年でした。本音を言えばもっともっと時間的な余裕も欲しい。
次のステップに向けて、皆様のご支援に感謝しつつ、また来年も頑張ります!

※先日のエンディングパートナーでの写真撮影の様子。専門家に撮っていただき感動でした👍

税理士 古谷佑一

2024年ももう終わり

2024-12-31

皆様、おはようございます。
愛媛県西予市宇和町卯之町税理士の古谷佑一(ふるやゆういち)です。

高校バスケウインターカップ2024

我が家では、12月23日〜12月29日まであった高校バスケットボールの冬の祭典ウィンターカップ2024に夢中でした。
特に次男が東山高校の世代ナンバーワンポイントカード瀬川琉久君の大ファンで、かなり前からずっとこの名前を聞かされていました。
娘と同じ名前なのもあって、耳なじみが良かったのもあるのですが、今回改めてじっくりと拝見させていただきました。

身長が184センチのポイントカードは珍しいし、試合、平均20得点なのも凄すぎる。
準々決勝では40得点をマークして、終始劣勢だったゲームを最後の最後でひっくり返す起爆剤となっている。
その上、かなりのイケメンときたら、うちの次男以外にもファンは多いやろうなと思いました。

(東山高校HPより)

私も、途中から応援していたのですが、残念ながら準決勝で今回の覇者である福大大濠高校に負けてしまいました。

準決勝の福大大濠戦では、13得点に抑えられてしまい(それでも凄いけどね💦)

『試合を通して自分がやってきたことを表現できなかった。ほんとに悔しいしな情けない』
『点差が開いたとき、どうしていいかわからなくなった。自分がどうなっているかも理解できず、頭が真っ白に。走ることだけで精一杯で何もできなかった』

と、涙ながらにインタビューに答えていたのが印象的でした。

彼のような超一流のプレイヤーであっても、そんな事態に陥るんだなと少し親近感もわきました。
言ってもまだ高校生。きっとこれから河村選手のような日本を代表するプレイヤーに成長していくんだろうなと、楽しみに感じています。
引き続き、次男とともにファンを続けたいと思います(^^♪

今年ももうあとわずか

今年は『創る』を目標に1年間事務所を運営してきました。
完全に創り切ることができませんでしたが、基礎となる部分は固まってきたと思います。
固まったのは以下の4点。

1、事務所理念、クレド
2、人事
3、自分自身
4、今後目指すべきところ

 

1、事務所理念、クレド
2年前から株式会社流義の岩城さんにご依頼して、当事務所はどうありたいのか?自分たちはどうありたいのか?を毎月ミーティングしてきました。結果、『その道を照らす』という共通の理念ができました。今後は、それをより磨き上げ全員が深く語ることができるよう、よりシンプルにそして究極に洗練して言語化していきたいと思っています。引き続き自分達で『その道を照らす会議』を進めたいと思います。そして取り組みをお客様にも共有し、地域に「理念経営」をする企業さんを増やしていきたいです。

2、人事
今年は2名の新人を採用しました。2名とも税務・会計は全くの素人だったのですが、現在ではお客様先で試算表のご説明を行い、自分だけである程度の決算を組み、年末調整もかなりの数をこなせるようになりました。2名の元々のスペックが高かったのもあるのですが、その新人2人をしっかりとサポートしている周りの体制もよかったなと感じています。また以前から2度失敗もしているリモートワークにも再度チャレンジし今回は上手く運営できています。
協力してくれている皆には本当に感謝しかありません。

3、自分自身
今年からアチーブメントに積極的に取り組むようになりました。
もちろん、事務所のことも大切なのですが、経営者である以上、自分自身のことも磨かないといけないと思っています。
実は私、何かと趣味趣向や、考え方、行動が少数派なことが多いです。一時期は人と違うことで非常に劣等感を感じることがありました。
例えば、お酒が飲めない、ゴルフにのめり込めない、飲み会が得意ではない、などなど。こんなことで経営者が務まるのかなと不安でいっぱいでした。
20代の頃はお酒を飲む特訓をしたこともありました。(我ながら涙ぐましい。。。)

ですが、アチーブメントを通じ、自分を大切にすると言うことを学んでからは、『逆にそうだから、自分は今のところ事業がうまくいっているんだ』と思えるようになりました。少数派であることを誇りに感じ、『〇〇ができない』ではなく、『〇〇をしないことを選択している』と、言えるようにもなりました。
自己犠牲の精神を辞めて、気持ちも楽になりました。

4、今後目指すべきところ
私は、『日本一働きたい税理士事務所』を作ることを目標に事務所を運営しています。
こんな地方の、そして愛媛県の中でもまた地方の西予市で、日本一働きたいと思えるような職場を作ること、これが私の今の目標です。
「いやいや無理でしょ~💦」と言われそうですが、自分で決めた事です、絶対にやります。
勘違いしてはいけないのが、「楽で働きやすい」ではないこと。
スタッフが働きたいと思える。それがどんな事務所なのか?それは引き続き、考えを深め洗練し、尖らせて必要があると思っています。

まとめ

2025年は当事務所10周年。
最高の一年になるように、そしてやりたいことをやれるようにまずは「辞めること、やらないこと」を明確にします。
今年も良い一年だった、来年も最高にしたい!!

本年中は大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください✨

税理士 古谷佑一

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