皆様、おはようございます。愛媛県西予市宇和町の古谷佑一税理士事務所 税理士古谷佑一(ふるやゆういち)です。
2025年を振り返って
2025年の年初、私はひとつの言葉を掲げました。それが「創る」です。
何かを増やすことよりも、「まずは断ること・やらないことを決める」それを基本軸に、
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事務所づくり(スタッフが心地よく働けるように)
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自分づくり(自己研鑽・筋トレ・読書)
この二つを整えていこうと考えました。
では、結果はどうだったのか。
正直に振り返ってみたいと思います。
「辞める」ことで、時間が創られた
まず、いろいろなことを辞めました。辞めないと時間はできないので。
象徴的なのは受任する業務を制限したこと、所属している団体や会を辞めたこと、そして二次会にほとんど参加しなくなったことです。
今までやっていたのに今年から仕事を請けないとは何事か!とお叱りを受けたこともありました。
長年所属している団体にも言いづらかったですが、退団を申請しました。
飲み会も一次会で帰るので付き合いが悪くなったと思われているかもしれません。
ただ、その代わりに「自分の限られた時間を大切にする感覚」は、確実に身につきました。
中でも一番効果が大きかったのは、
夜、寝室でスマホを触らないようにしたことです。その効果として。
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無駄な時間が減る
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夜中のAmazon・楽天の衝動買いがなくなる
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朝、驚くほどスッと起きられる
これは想像以上でした。
「自分と向き合う」習慣ができた
毎朝、短い時間ですが、
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自分は何がしたいのか
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ゴールはどこなのか
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そのために、今日は何をすべきか
を考える時間を取るようになりました。
これは大げさな話ではなく、自分と向き合う癖がついたという感覚です。
筋トレも、繁忙期でも週2回は維持できました。
2026年は平常時期であれば週3~4回くらいには増やしたいと思っています。
本についても、常にカバンに入れて持ち歩き、隙間時間にSNSを触るのでは無く、読む習慣ができました。
一回が10~15分で小間切れに読むので一冊に時間がかかりますが、量は多くなくても「読む人」でいられた一年だったと思います。
税務の自己研鑽は、正直に言うと甘かった
一方で、反省点もあります。
それは税務に関する自己研鑽です。
税理士事務所の所長という仕事柄、
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経営者としての自分
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プレイヤーとしての自分
この二役を同時に担わなければなりません。2025年はどうしても経営側に比重が寄ってしまい、プレイヤーとしての研鑽が不足していたと感じています。どちらか一方ではなく、「両立する難しさ」から逃げずに向き合うこと。これは来年の明確な課題です。
2026年のキーワードは「エゴイストであり、ナルシスト」
2026年は、
「エゴイストであり、ナルシストで在りたい」
そう考えています。ちょっと前のブログでブルーロックを見ての感想で書いた内容です。
この言葉の意味は、「自分勝手」ということではありません。
冬の風物詩、高校バスケから教えられたこと
我が家では年末になると、高校バスケ・ウインターカップ観戦が恒例行事になります。
長男・次男が大好きだからです。
2025年は、我が家の推しだった京都の東山高校は快進撃を見せ、決勝では昨年のウインターカップで敗北した宿敵の福大大濠高校と激突しました。
試合前のロッカールームで東山のキャプテン佐藤凪選手が「俺らチャレンジャーだから、下剋上だぞ!」と笑顔でチームを鼓舞する姿に鳥肌が立ちました。(高校3年生がこんなことを言えるのか?果たして自分は事務所のメンバーにこんな尖ったワードを言えるのか?)
ただ、結果は惜敗。本当に悔しい。しかし、高校生らしい感情むき出しのプレーと、高校生とは思えない異次元のテクニカルなプレーに、家族全員で大盛り上がりでした。
そしてもう一つの楽しみが試合後にYouTubeで流れる恒例の「ラストミーティング」という番組。
この大会で引退する3年生たちが最後の言葉を述べ、HCがお疲れ様を言う番組です。非常に胸に刺さります。
その中で準決勝で敗れた福岡第一高校の注目選手、双子の兄弟である宮本耀選手と宮本聡選手。
彼らが口にした言葉は、
「HCに託されていたのに、チームを勝たせることができなくてすみませんでした」。
また、東山高校の2年生エース、中村颯斗選手も、
「東山のエースは自分だと言われていたのに、いざというときに決めきれず、チームを勝たせることができなくてすみません」と語っていました。
両者とも「俺がやらないとチームは勝てないのに、しっかりできなくてごめん。俺のせいで負けてごめん。」と言っているのです。
なんとエゴイストで、なんとナルシストなんだろう
この言葉を聞いたとき、私は強く心を打たれました。
一歩間違えれば、なんと自惚れた自意識過剰な言葉だとも捉えられかねません。
「チームが」「みんなが」ではなく、「自分がエースだった」「自分が託されていた」その責任を、誰のせいにもせず、真正面から引き受ける姿。
これこそが、私の考える「エゴイスト」であり「ナルシスト」です。自分を主語にして、自分の役割と責任を全うしようとする姿勢。強く、そして美しいと思いました。
税理士として、経営者として
2026年は、
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自分は何者なのか
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何を期待されているのか
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その役割を果たせているのか
これを自分に問い続ける一年にしたいと思います。
そしてエゴイストであり、ナルシストで在り続ける。そのための鍛錬も怠らない。
それは、自分の役割から逃げないこと期待から目を逸らさないこと。
徹底的に自分を愛して、大切にしていきたいと思います。
本年も、多くのご縁と学びに感謝しつつ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
古谷佑一税理士事務所
税理士 古谷佑一

愛媛県西予市を拠点に、松山、宇和島、大洲、八幡浜など県内各地の中小企業や個人事業主の皆さまに寄り添い、税務・会計のサポートを行っています。クラウド会計の導入支援や資金調達のサポート、相続税申告など、幅広いご相談に直接対応し、分かりやすい説明を心がけています。
中小企業経営のサポートを通じて、微力ではありますが地域振興・地域発展に寄与できればいいなというのが私の想いです。
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