配偶者控除と配偶者特別控除について

皆さんこんにちは。愛媛県西予市宇和町卯之町の税理士 古谷佑一(ふるやゆういち)です。

本日は天気も良く、お出かけ、イベント日和ですね。

 

私は午前中は息子が通っている「認定こども園コナントインターナショナルプリスクール」の「こどもまつり」に参加してきました。

毎年この時期に行われ、通っている園児さんだけでなく誰でも参加できるイベントです。

 

まずは息子も出演するフラダンスの発表会(写真を取り忘れました。涙)

小さい子供たちがするので動作が可愛らしくつい見とれてしまいました。

でもやっぱり女の子がする方がフラダンスは可愛いですね。

 

次はボーイスカウト西予第一団さんによる災害時の「そなつね教室」(常に備えるの略です。)

スーパーの袋でおむつカバーを作ったり、折れた腕の応急処置をしたり、棒と毛布で簡易な担架を作成したりと災害時に必要な知識が盛りだくさん。

      

他にもロープを使った救助方法や、ハイゼックスという水とお米があればご飯が炊ける袋で炊いたカレー等、楽しみながら学べました。

家族を支える一家の大黒柱として必要な知識を色々と得て有意義な時間でした。

息子達とも遊ぶ事が出来て楽しかったです。

 

一家の大黒柱として知っておきたい事がもう一つ、今年から配偶者控除と配偶者控除控除が改正されています。

皆様も、手元にそろそろ年末調整関係の資料が届いていると思います。

「ああ、あの毎年年末に2枚書くあれね~」と思いきや今年から3枚目が増えています。

これです。

 

これは何かといいますと、配偶者控除と配偶者控除控除の額を判定するための資料です。

何が変わったのか、昨年以前と今年からでまとめましたので参考にしてみてください。

 

 

①配偶者控除

 (改正前)

   納税者本人の所得がいくらでも、配偶者の給与収入が103万以下であれば、

   必ず配偶者控除は38万適用できていました。

 (平成30年~)

   納税者本人の年収が1,120万以下            配偶者控除 38万円

   納税者本人の年収が1,120万超~1,170万以下    配偶者控除 26万円

   納税者本人の年収が1,170万超~1,220万以下    配偶者控除 13万円

   納税者本人の年収が1,120万超~            配偶者控除  0万円

 

②配偶者特別控除

 (改正前)

   納税者本人の所得がいくらでも、配偶者の給与収入が103万超~141万以下であれば

   以下の一定額を配偶者控除控除として適用できていました。

   配偶者の年収が105万以下                配偶者特別控除 38万円

   配偶者の年収が110万以下                配偶者特別控除 36万円

   配偶者の年収が115万以下                配偶者特別控除 31万円

   配偶者の年収が120万以下                配偶者特別控除 26万円

   配偶者の年収が125万以下                配偶者特別控除 21万円

   配偶者の年収が130万以下                配偶者特別控除 16万円

   配偶者の年収が135万以下                配偶者特別控除 11万円

   配偶者の年収が140万以下                配偶者特別控除  6万円

   配偶者の年収が141万以下                配偶者特別控除  3万円

 

 (平成30年~)

   控除を受けられる配偶者の年収が150万超~201.6万以下まで広まりましたが、

   納税者本人の所得金額が控除額に影響するようになりました。

   納税者本人の年収が1,220万超(所得1,000万超)となると適用はなくなりました。

 

 <納税者本人の年収1,120万以下>  

   配偶者の年収が150万以下   配偶者特別控除 38万円       

   配偶者の年収が155万以下   配偶者特別控除 36万円        

   配偶者の年収が160万以下   配偶者特別控除 31万円        

   配偶者の年収が166万以下   配偶者特別控除 26万円        

   配偶者の年収が175万以下   配偶者特別控除 21万円       

   配偶者の年収が183万以下   配偶者特別控除 16万円        

   配偶者の年収が190万以下   配偶者特別控除 11万円        

   配偶者の年収が197万以下   配偶者特別控除  6万円       

   配偶者の年収が201万以下   配偶者特別控除  3万円       

 

 <納税者本人の年収が1,170万以下>  

   配偶者の年収が150万以下   配偶者控除控除26万円          

   配偶者の年収が155万以下   配偶者控除控除24万円          

   配偶者の年収が160万以下   配偶者控除控除21万円          

   配偶者の年収が166万以下   配偶者控除控除18万円          

   配偶者の年収が175万以下   配偶者控除控除14万円          

   配偶者の年収が183万以下   配偶者控除控除11万円         

   配偶者の年収が190万以下   配偶者控除控除 8万円          

   配偶者の年収が197万以下   配偶者控除控除 6万円         

   配偶者の年収が201万以下   配偶者控除控除 3万円    

 

 <納税者本人の年収が1,220万以下>

   配偶者の年収が150万以下   配偶者控除控除13万円

   配偶者の年収が155万以下   配偶者控除控除12万円

   配偶者の年収が160万以下   配偶者控除控除11万円

   配偶者の年収が166万以下   配偶者控除控除 9万円

   配偶者の年収が175万以下   配偶者控除控除 7万円

   配偶者の年収が183万以下   配偶者控除控除 6万円

   配偶者の年収が190万以下   配偶者控除控除 4万円

   配偶者の年収が197万以下   配偶者控除控除 2万円

   配偶者の年収が201万以下   配偶者控除控除 1万円

 

要するご主人が2,000万円、3,000万稼ぐ高所得者の場合、奥様がたとえ専業主婦であっても配偶者控除は使えませんよって事です。

ちょっと煩雑になりますね。嫌だな~。

 

記載方法や判断が難しい際にはお気軽にお問い合わせください(#^^#)

 

税理士 古谷佑一

 

 

 

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