「目的を持たないことも大切?──“無駄”がもたらす本当の価値」

こんにちは。愛媛県西予市宇和町の税理士古谷佑一(ふるやゆういち)です。

8月の末にお休みをいただいて旅行に行ってきました✨
日常や旅の楽しみ方について私なりに気が付いたことを書きたいと思います。

目的を持つことは素晴らしい

私たちは、日々「目的を持って行動すること」が重要だと考えています。
目的を持つからこそ、行動に意味が生まれ、努力が積み重なり、成果につながる。
これは誰もが経験的に理解していることでしょう。

たとえば、勉強や練習であれば、

  • 今日の目標を決めて

  • そのための計画を立てて

  • 終了後には振り返りを行い

  • 次回へつなげる

こうしたプロセスを繰り返すことで、少しずつでも確実に成長していくことができます。
うちの息子達ですらバスケノートを書いて、自分で振り返りながら昨日の自分よりも上手な自分を目指して頑張っています。

そして特に経営者の方々は、この「目的志向」を常に意識しているはずです。
人生におけるオンとオフの境界線が曖昧で、日常のすべてが学びや気づきの場になるそんな感覚をお持ちの方も多いとYouTubeや雑誌で見たことがあります。

たとえば、

  • 釣りの時には「どうすればもっと効率よく釣れるか」と戦略を考え、分析する

  • レストランではメニューの構成や接客の質、店内の導線設計などを自然と観察する、料理を見て原価率や粗利率を分析する

  • 映画を観れば、登場人物の心理やストーリー展開から、マーケティングや経営戦略のヒントを得ようとする

こうした視点は、確かに成長を促す大きな力になります。
私も何となくそんな目線で見ていることもあるなと感じていました。

それでも「目的を持たない」時間が必要だと気づいた

しかし最近、私はこう思うようになりました。
「たまには、目的を手放すことも大切ではないか」

きっかけは、先日家族で出かけた 東京ディズニーランド・ディズニーシー への旅行でした。
今回は子どもたちに夢の時間を楽しんでもらうことが一番の目的でしたが、私自身にとっては「何も考えない時間を過ごす」ことをテーマに決めたのです。

TDRはよくビジネスの参考にされていると思います。

たとえば、

  • キャストの接客姿勢はどうか

  • アトラクションの回転効率はどう設計されているか

  • 施設全体のオペレーションにどんな工夫があるか

こうしたことに注目し、経営コンサルタントの方がTDRのすばらしさを語っているの聞いたことがあります。
けれど今回は、最初から 「一切そういう目で見ない」 と決めたのです。
ビジネスのことも、効率のことも、仕事への応用も考えない。
ただ、子どもたちと一緒に遊び、今この瞬間を楽しむことだけに集中することに決めて臨みました。

「無駄」を楽しむ贅沢

この2日間、子供たちの笑顔や喜ぶ姿を見ることだけに集中しました。
おっさんの私がアトラクションで大はしゃぎし、可愛いキャラクターと写真を撮り、ボディメイクも忘れてポップコーンやフライドチキンやポテトを頬張り、夜遅くまで歩き疲れてホテルでぐっすり眠る。

まさに「何も生産しない時間」「ただ楽しむためだけの時間」を堪能してみました。むしろ食生活が乱れ、仕事もせず、やたら高い商品も買う羽目になったので効率や成長、目的から考えると0どころかマイナスだったと思います。
これが、想像以上に贅沢で、心を満たす体験でした。

  • 無計画に歩き回り体力を消耗することすら心地よい

  • 時間とお金の無駄を楽しむことに価値がある(もちろん限度はありますよ。笑)

  • 疲れてボーっとする余白を堪能することで心が整う

気づけば、旅行から帰った後、体はヘトヘトでしがた頭の中がすっきりと整理されていました。

目的を「持たない勇気」がもたらすリセット効果

ビジネスの世界では、目的を設定し、効率的に行動することが求められます。
しかし、その姿勢が常に続くと、頭の中は休む暇がなくなり、余裕を失ってしまうこともあります。

そんなときこそ必要なのが、このような「あえて目的を持たない時間」なのかなと思いました。

  • 成長や効率から一歩離れてみる

  • 成果や結果を意識しない時間を確保する

  • 「何もしない」「考えない」ことを、意識的に選択する

こうした時間は、心と頭のバランスを整え、次の挑戦へのエネルギーを蓄える効果があるのでは?と感じています。

目的を外すことで見える景色

「目的を持つこと」は、間違いなく大切です。(←これは絶対に。目的が無いと絶対に成長しません)
しかし、目的を一旦外すことでしか見えない景色があることも事実です。

今回の旅行を通じて私が得た学びは、

  • 無駄な時間は、決して無駄ではない

  • 「何もしない」時間が、頭のリフレッシュになる

  • こざかしい目的を外すことで、今この瞬間の幸福に気づける

ということでした。

これからも私は、目的を持った行動を大切にしながらも、
ときには「何も考えない」贅沢が取れるようにタイムマネジメントしたいとおもっています。
その方が、結果的に仕事も人生も豊かになるんじゃないかなと感じた東京旅行でした✨

税理士 古谷佑一

 

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